菩薩と天使と、糞ジャニヲタ

菩薩のような旦那と天使のような男児をゲットした糞ジャニヲタのブログ。関ジャニ∞とSexy Zoneが好き。

担降りは誰かを愛さない決断ではない

「担降りしました」というブログ、定期的に回ってくる。

へーすっげーなみんななんでそんなに簡単に担降りとかできるんだろー?嫌いになったの?アンチみたいになる人とかいるもんねーあっそれとも若い子が好きなの?とか、担降りしたことがないわたしはシンプルに疑問に思ってた。

 

ジャニオタに足を突っ込んだ10数年前、関ジャニ∞だけが好きで村上くんだけが好きだから、担降りをするなんて思わなかった。

SexyZoneデビュー前にけんとりんを好きになった時も、数年前にカケモ宣言をした時も、まさか自分が担降りするとは思ってなかった。

 それは、「担当」「担降り」という言葉がわたしの中でものすごく重たいものだったから。

 

「担当」とは、ただ一人の人を愛するということの決意表明で。

 

だから「担降り」というのはその愛する人を「これからは愛さない」という決断のことだと思ってました。

 

だから、いくらカケモであっても村上くんを裏切ってけんとりんだけを愛する世界はわたしにはありえない、村上くんを、関ジャニ∞を降りる時はジャニオタを終わりにする時だと、そうずっと思ってました。

 

でもそれは、間違った「担降り」観だったんだなぁ…。

このブログは、自分が思い描いていた「担降り」と実際の担降りとの違い、わたしが体験した「担降り」の瞬間の詳細な記録です。

 

 

 

 SexyZone 2017STAGEツアー、SexyZoneを好きになってから今まで何度も妄想した、夢のような世界が広がっていて、随所に挟まれる謎タイムwはちょっと笑っちゃうけど、それ込みでも本当に素晴らしい内容で、何度も何度でも見たい、今すぐまた見たいと思うほど良かった。マジで今回のコンサート構成や演出をメインで担当した菊池風磨天才。

こんなにすごいコンサートは今まで体験したことがなくて、それは本当に衝撃で、こんなに良いものがあるなら、こんなふうに夢が叶う場所があるなら、そこにわたしは身を投じた方がいいのではないかと、コンサートを見ながら感じた。本当に菊池風磨天才。

 

ここからはネタバレを含んでいるので、避けたい方は読まないでください。公演後に読んで。

ちなみにわたしはネタバレ大歓迎だしなんなら名古屋公演3回見たけど3回目のほうが楽しめてた気すらする。

 

 

 

 

本編最後から2曲目の「with you」〜本編最後「STAGE」〜アンコール「SexyZone」の流れ。

 

with youより

「君が今かかえる キズや痛みを
忘れるほどの旅にしよう
さぁ! ぎゅっと 手をにぎった

見つけたんだ 小さな光 未来へ
with you with you この手はもう 離したりしない
臆病だった僕が こんなにも強くなる
僕が必ず 君を守るよ

もう泣かないで… 僕に教えて…
本当の笑顔 僕がきっと 取り戻してみせるから

見つけたんだ 小さな光 未来へ
with you with you この手はもう 離したりしない
臆病だった僕が こんなにも強くなる
僕が必ず 君を守るよ」

 

「with youは担降りソング」 と言い残していろんなところに降りていった人たちをたくさん見てきた。「小さな自担を見つけたわたしが、これから守ってあげるから一緒に未来へ行こうと誘う歌」という意味で担降りソングだと思ってた。よくできた歌だなぁと。

デビュー前から歌ってるこの曲を、今5人で当時と同じ振り付けで歌っている姿を見ながら、今という未来は悪夢のようなセクシーサーン期だった数年前には想像できない未来だったなぁ、あの頃は本当に辛かったなぁと思い出してた。

そしたら突然「君が今かかえるキズや痛みを忘れるほどの旅にしよう」と聞こえてきた。

ハッとしてステージをちゃんと見たら、まさに今わたしが抱えてた心の痛みを、忘れさせてくれると、そう歌いながら手を差し伸べてくれている5人がいた。

 

「見つけた小さな光」は、彼ら自身のことじゃなくて、わたしが今この手に持ってるペンライトのことで、

臆病な子供だった彼らはこんなに強く大きくなって、

畳み掛けるように「必ず君を守る」と「この手はもう離したりしない」と「もう泣かないで」と「本当の笑顔」「取り戻してみせる」と、

だから安心してこの手を繋ぎ、一緒に旅立とうと、

そう未来への約束を歌ってくれているんだと、思い当たった時の衝撃…!

そうかこれが担降りソング…!

 

「with youは担降りソング…」とダイイングメッセージを残して降りていかれた諸先輩方は、これに気づいて降りていったのか!っていう気持ちになりました。いや本当に衝撃で、カミナリが落ちた。これが担降りの瞬間か…!

with youで泣きながら「降りる…降りるわ…!」って言ってた。自分めっちゃYABAI!(;∇;)

あと当時と同じ振り付けでやってくれた菊池風磨天才。

 

with youの後、一人一人の挨拶があったんだけど、けんとりんが力強く「Sexy時代を絶対に作る」って言ってて。ああこの人本気だ、本気で全力でファン全員に約束してくれてるって思って。

 

絶対に間違いない。絶対裏切らない。全面的に信用できる。

そう思ったのは、2005年7月末、関ジャニ∞のコンサートを見た時以来のことでした…。

 

それから本編最後の曲、STAGE。

 

STAGEより

「その声聴かせて

La…la…la… la…la…la…
うたを贈るよ
La…la…la… la…la…la…
胸を張って
La…la…la… la…la…la…
あいしてるよ
ありがとう ただありがとう
赤い薔薇に誓う
その棘が刺さろうとも
歩いていく あなたと この”未知”を」

 

5人で歌う「声聴かせて」を合図にラララから「未知を」までをファンが歌うというものすごい歌割り。

「その棘が刺さろうとも歩いていくあなたとこの未知を」と「赤い薔薇に誓う」のは、彼らじゃなくて我々ファンの方だった。エッ!

そっちかー!!!デビューの時持ってた、SexyZoneの象徴とも言える赤い薔薇に誓いを立てて歩き出そうとしてるのは彼らじゃなかった!ファンの方だ!!彼らと一緒に歩いていくと、我々は赤い薔薇に誓わされた!!!

そこまで計算されてたとは。マジで菊池風磨天才。すごすぎない?コンサート入った人は全員誓わされるんだよ???

赤い薔薇に誓いを立てるってもはや入信だよ????????マジで宗教すぎる…赤い薔薇のSexy教…。ヤバイ。

 

そして、アンコール1曲目、初めてのコンサートの映像、当時の自分に呼び込まれて、デビュー時と同じ衣装、同じ赤い薔薇を持って登場。デビュー時と同じ演出、振り付けでデビュー曲を歌う、何倍も大きくなった彼ら。

さっき誓わされた赤い薔薇持ってるーーーーーー!!!!!!そうそれ!それに誓ったのさっきわたし!!!!誓っちゃったから!!一緒に時代作ろうねSexyZone!!!!!!!!!!!!!降りるわ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

 っていう一連の流れ、菊池風磨天才すぎない?

 

ということで、わたしが担降りの決心をした瞬間はこんな感じでした。

 

衝動的に「担降りする!!!!!!!!!!!!」となって、コンサート終わってから「降りるわ!!!!!!!!!!!」って周りに宣言して、迎えた「中島健人担」という新境地。

 

つい数時間前のカケモ時代までと何が違うかというと、

 

「あっわたし中島健人担だから、関ジャニ∞にとやかく言う資格がない」

 

という気持ちになったことでした。

 

関ジャニ∞のことが好きすぎて、なんでCDがわたしの望むよりもたくさん売れないのか、なんで村上くんは世界一かっこいいのにお笑い役ばかりやらされるのか、コンサートのセトリが世界観作ってはぶっ壊すみたいな感じなのはなんでか、いつも悶々と考えてました。

関ジャニ∞が好きすぎて。村上くんが好きすぎて。

関ジャニ∞のCDはもっともっと売れて欲しいし、村上くんには月9のカッコよく振られる脇役やってほしいし、コンサートは非の打ち所がない考えうる限りサイコーのステージにしてほしいし、日テレの悪意は死んでほしいし、クロニクルは全国放送になってほしいし、関ジャムはこれからも永久に続いてほしいし、なんなら関パニ復活してほしいし、コンサートDVDにはおたくの映像いらないし、マルチアングルはダンス曲をちゃんと一人一人全画面で見れるようにしてほしいし、ヤスくんの曲やどっくんの曲をシングルとして売ってほしいし、すばるソロボーカルのバンド曲もリリースしてみてほしいし、村上くんの前髪は重めがいいし、すばるから永久にバリカンを取り上げてほしいし、横山さんは黒髪もいいけど金髪にもしてほしいし、マルマルはなるべくなら大事な局面ではふざけないでほしいし、やすくんはもっと関ジャニ∞のために曲作りまくってほしいし、どっくんはいつまでもかわいいりょーちゃんでいてほしいし、大倉は二度とググらないといけないような女と噂になってほしくない。まだあるけどもうやめとくね。

そういうこと、全部言う資格がなくなったんだなって思いました。だって担当じゃないもん。

 

っていうか、関ジャニ∞からは与えられたものを全力で楽しもう!とそんなふうに穏やかな気持ちに心が決まりました。

いや、本来ならこれがファンとしての正しいあり方なんじゃないのかなとすら。

 

わたしに訪れた「担降り」は、村上くんを、関ジャニ∞を愛さないという決断ではなくて、村上くんや関ジャニ∞を愛する気持ちは変わらず、ただ村上くんや関ジャニ∞に対する責任がなくなって、気軽にただ関ジャニ∞が、村上くんが好きと言えるようになれるものでした。

その代わり、SexyZoneに対して重い重い十字架を背負わされた、というか赤い薔薇に誓わされたんだけどね☆

 

KAT-TUNからSexyZoneに降りた方と少し話して、「わたしも降りた時、5人になったりして崩壊していくKAT-TUNのことを穏やかな気持ちで見れるようになった」って言われて、ああーこれだ、これが担降りなんだー、別に愛する人を愛さない決断を担降りと言うのではないんだ、とすごく腑に落ちました。

 

SexyZoneの創世記は今始まったばかり。

STAGEツアーは、今のSexyZoneを見ないと一生後悔する、そんなツアーです。

 

SexyZoneをまだ見たことがない方、大丈夫。今ならまだ間に合う。でも今を逃すと永久に彼らの物語の始まりは見られない。だから今、見てほしい。一緒に赤い薔薇に誓って物語を始めましょう!!

 

どうか、暗黒のセクシーサーン期に手を離してしまったたくさんの方、もう一度戻ってきてほしい。

彼らもそう心から願っています。

お願いだから、一度でいいから今のSexyZoneを見て。そしてもう二度と手を離さないと、一緒に赤い薔薇に誓いましょうよ!!

 

SexyZoneはこれからどんどん大きくなる、そんな確信が持てるツアーになっています。今回のツアーならチケットはなんとか手に入るはずなので、ぜひ気軽に!赤い薔薇に誓っちゃってください!!!!!!